なんともつまらないエキシビション

高橋選手が最初に出て来たときに、録画編集かと思ってがっくりしたら、ライブだった。今回は順位順ではなかったのか。
 エキシビションは大会で何位につけたのか、4部門の選手たちをそれぞれ見ながら、試合の記憶を呼び起こす。そして、試合では見られなかった技や表現などを純粋に楽しみながら、次回の試合のことなどを想像する。そういう位置づけだったのに、今回は完全にアイスショーと化していた。オリンピック選手を使ってショーをするなんて、北米におけるフィギュアがスポーツではないという認識に呆れた。北米でフィギュアの人気が落ち込んだと聞いた時、なんでかな(強い選手が多いのに)と思ったが、原因はここだと思う。北米にスポーツファンは大勢いるはずだが、ショーにしてしまうとスポーツファンは離れる。家長はスポーツ好きだから、アイスショーは見ない。おもしろくないのだ。これを理解せずにショービジネス化した人達、全くわかっていない! ショーにするなら、個々の選手を出してはだめ。全体の構成と作品を緻密に計算して、誰に何をさせるかを位置づける。そこにいるのはスポーツ選手ではなく、プロだ。シルクド・ソレイユがいい例。元オリンピック選手たちなども入っているが、○○(選手)がする、ではないのだ。
 だから、今回のはつまらなかった。見たい選手がいたので、とにかく我慢して見た。1位だけ最後にかためていたので、やっと大会後のエキシビションになったなと思ったら、すごいことに気づいた。家長、今回は4種目とも金メダルより銀メダルの選手、ペアが好きだったんだ。で、1位4組・選手は仕事しながらのちら見となった。別に金メダルの選手たちをけなしているのではない。単に、今回のプログラムが好きかどうかというだけの話。

エキシで記憶に残った選手たち
なんともつまらないエキシビション_f0085390_12584628.jpgアイスダンス3位 Oksana Domnina, Maxim Shabalin このサングラスって、マトリックスの象徴だよな。

なんともつまらないエキシビション_f0085390_12585950.jpg男子2位 Evgeny Plushenko 俺はプル、俺を見ろ、俺はキング! ってか。おもしろくていいなあ、プルさん。

なんともつまらないエキシビション_f0085390_1259942.jpgペア4位 Yuko Kawaguchi, Alexander Smirnov リフトはペアの醍醐味だよなぁ。最後の男性に飛び込む技はバレエのもの。あれ、飛び込むときに本当に支えてくれるかどうかわからず、女性側は恐いのだ。

なんともつまらないエキシビション_f0085390_12591895.jpgペア2位 Qing Pang; Jian Tong フリーはすごくよかったし、エキシもよかった。

なんともつまらないエキシビション_f0085390_12592692.jpgアイスダンス2位 Meryl Davis, Charlie White エキシナンバーはそんなに好きじゃないかも。でも、この2人のツイズルは最高だと思う。
アイスダンスとペアの境が少しずつ縮まって来たような。ペアはアイスダンスの優雅さなどを取り入れ、アイスダンスはフリーのダイナミックさを取り入れっていう感じかな。今後どうなっていくのかな。

当然、日本3選手 おめでとう&お疲れさまでした
なんともつまらないエキシビション_f0085390_12593528.jpg女子5位 安藤選手 レクイエム こういう曲は彼女本当に得意。

なんともつまらないエキシビション_f0085390_12594439.jpg男子3位 高橋選手 ショートもフリーもエキシもすべてのプロがとてもよかった。「道」聞きまくってます。

なんともつまらないエキシビション_f0085390_12595534.jpg女子2位 浅田選手 3フリッブパンク。疲れてるんだな〜。いい疲れにして帰ってきてください。

(番外:家長は海外のネットサイトから写真をよく引っ張ってくるのだが、今回エキシの写真で日本人が全くないサイトがあり愕然。嫌われてるのか〜。何が原因なのでしょうかねぇ。たぶん政治と経済絡みだとは思うのですが、なんとも嫌な感覚でした)
by whofuu | 2010-03-01 13:08 | スポーツ | Comments(0)

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